酵素サプリメント 酵素と食生活バランス

異物を自分のものにする「酵素」

栄養学の発展はめざましいものがあります。自分の生命と肉体を養う必要物とはなにか、という疑問に対して、糖質、脂質、タンパク質だと解明し、これらの栄養素が生命体を養う素材であることを発見し、人類を栄養失調から救いました。生命体の維持と行動に必要となる熱量を算出し、摂取する食べものの量も決めました。「食べやすく」するために、食料としての素材である異物を、煮る、焼く、炒める、蒸すなどの加工技術を発見しました。昧をつけることも発見しています。これによって、人間は、嗜好を身につけました。  しかし、これらの業績は、食べものとしての素材をいかに「食べやすくするか」であって、食べたものが、いかにして「自分の生命と肉体を養うか」については、長い間触れられていませんでした。つまり、食料としての視点はあっても、生命体を養うという視点が欠落していたのです。  大高先生は、生命体を観察して、そのことに気づいたのです。そして、命あるものにのみ存在する酵素を食べるのが、自分の生命を養い、健康を維持するのだという結論を得、健康の基礎は、生命あるものを食べることだと主張したのです。 「生命のある食べもの」---それは野菜です。新鮮で、土に戻せば芽ぶく、生きている野菜を食べることこそ健康を維持し、増進するには欠かせないのだと確信したのです。  新鮮な野菜には、豊富なビタミン類がたくさん含まれています。ビタミン類は、助酵素・補酵素としての作用をもっており、酵素の同化作用を助けたり、補ったりします。

健康の極意は、好きな食べものを控えめにすることだ

大高先生は「食べものには食べ方がある」といいます。よい食べものの選び方″が大切なのではなく食べものの「よい選び方」と「よい食べ方」が大切なのだといいます。  このことばを理解するために、食べたものが、どのようにして血や肉になるかを追ってみましよう。  食べた食べものは、口、胃、腸で酵素・助酵素・補酵素などの同化作用によって血や肉になる素材に変えられ、吸収されて血液にまじります。この段階では、食べものは、すでに酵素の作用によって異物から、私たちのからだと同じものになっています。血液にまじった構成素材(栄養素)は、必要としている細胞に送られて使われます。細胞は、ある一定期間で生まれ変わっていますから (新陳代謝)、細胞が生きている限り素材としての栄養素は必要になります。  さて、ここで問題なのは、からだでは、いろんな栄養素を必要としている、ということです。 タンハク質だけでは筋肉をできません。脂肪も必要だし、糖質も無機質も必要てす。もし、 タンパク質だけを食べていたとすれば、他の栄養素が不足してしまいます。この状態を栄養失調といいます。大高先生が「食べもののよい選び方″」といったのは、いろんな栄養素と酵素をもった生きた食べもの (新鮮な野菜)をまんべんなく食べなさい、という意味なのです。 よい食べ方≠ニいうのは、食べたものが完全に消化されて、血や肉の素材として使われやすいような食べ方、つまり、よく噛んで食べなさいという意味なのです。 「口は、自然が与えてくれた最高のジューサー・ミキサーである」という大高先生のことばから、改めて咀嚼の重要性を考えさせられます。それにしても、現代の食品や家庭料理にはやわらかい食べものの多いのに驚かされます。子どもたちの健康を考えたら、子どもたちの好むやわらかな食べものを与え過ぎるのは考え直さなくてはなりません。

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